「NOVELCITY CARNIVAL Vol.1」
レポート

Novelbrightの初となるファンクラブ会員限定イベント「NOVELCITY CARNIVAL Vol.1」が、
10月14日(木)豊洲PIT・10月20日(水)大阪なんばHatchにて開催された。
今回は10月14日、豊洲PITで開催された東京公演の模様をレポートする。

痛快なアップチューン「ランナーズハイ」で幕を上げたこの日、竹中雄大(Vo.)、山田海斗(Gt.)、沖 聡次郎(Gt.)、圭吾(Ba.)は、ステージ上を自由に飛び跳ね、歌・演奏・パフォーマンスで、観客を喜ばせる。続くエレクトロな打ち込みを効果的に使ったダンサブルなファンキーチューン「フォーリン・ヴィーナス」では、ねぎ(Dr.)も、片足を椅子に掛け、身を乗り出し、咆哮するようなパフォーマンスを見せた。
「NOVELCITY住民のみなさん、ようこそ!」と雄大が挨拶。客席を見渡しながら「僕らの身内というか、僕らのファミリーしかいない」と話し「皆さんがファンクラブに入って良かったな、今日来て良かったなと思ってもらえるような1日にしたい」と意気込みを伝えた。

中盤では、事前にライブで聴きたい曲をNOVELCITY住民に募集を行っていたため、この日のセトリには、上位10曲中9曲を入れたという言葉に、観客から大きな拍手が起こる。そして雄大が「1位の曲は2位と大きな差をつけて1位になった曲を久し振りにやります!」と言って「秋桜」を披露。続いて「さよならインベーダー」を演奏した後、お楽しみのビンゴ大会へ。

各メンバーが貴重な私物をプレゼントとして用意し、ビンゴが揃った人から好きなプレゼントが選べるというもの。

印象的だったのは、当たった人にその場で名前を伺い、メンバー全員で名前を言って「おめでとう!」と声をかけていたこと。
そして当選者に向かい、とても自然に「サイン入れる? どこがいい?」とフランクなやり取りがされていたこと。彼らの名を広めた全国路上ライブツアーでもこんな感じで、観客と自然にコミュニケーションしていたのだろうと思わせる、Novelbrightとファンの距離感がわかる微笑ましいワンシーンだった。

ビンゴ大会が終わると、メンバーは一旦、次の準備のためステージを後に。
去り際に、雄大から「“ラジオ体操第二”で身体をほぐしておいてな」と残された伝言に、忠実に “ラジオ体操第二”の音楽に合わせ、ラジオ体操第二”を実施するNOVELCITY住民であった (笑)。

数分後、ステージには垂れ幕が掲げられ、メンバーのシルエットが浮かび上がり、雄大の声で垂れ幕が下りると、そこにはパートチェンジされた、新バンド(?)の姿があった。

ボーカルがねぎ、ギターが雄大、ベースが聡次郎、ドラムが圭吾、何も楽器を持たずパフォーマーというポジションの海斗。
「待たせたな豊洲!」というねぎの一声から、Novelbrightの代表曲のひとつでもある「Walking with you」を熱唱。この日のためにずっと練習していたという圭吾のドラム、このバンドのためにベースを買ったという聡次郎のベースと、盤石(ばんじゃく)なリズム隊がサウンドを支える。
高音が続くボーカルに全身全霊を使って挑むねぎ、スタッフのサプライズでグリーンの全身タイツを身に着けたギターの雄大。そしてこの日のためにダンスレッスンに通い 、コンテンポラリーダンスを取り入れた海斗のパフォーマンスで会場を沸かせた。

視覚的にも聴覚的にも、驚きの連続だったスペシャル企画にNOVELCITY住民は……マスクの上から両手で口を押えたり、お腹のあたりを手で押さえ上半身を折ったりと、明らかに笑いを堪えているのがわかる(笑)。
ボーカルのねぎが挨拶代わりのMC。「どうも初めまして。“ノーベルパーリーナイツ”です。さっきまでは弟分のNovelbrightが盛り上げてくれてたけど、もっと盛り上げていくぜ!」と言った後、メンバー紹介へ。
「ギターがあるおかげで、もっ〇りがわかりません笑」とおどけた全身タイツの雄大を「きゅうりくん」と称した際には、観客は爆笑の代わりに激しく高速で拍手を送った(笑)。
“ノーベルパーリーナイツ”は、果敢にもバラードにもチャレンジ!全3曲を披露し、この日の大役を終えた…。

後半は再びNovelbrightのライブへ。
「Walking with you」から、ライブのキラーチューンを畳みかけると、最後のMCでは雄大が「僕らを支えてくれているみなさんがいるから音楽が出来る」とファンのみなさんに向け、この日何度目かの感謝を伝えた後、「音楽というものは聴いてくれる人がいないと成立しない。みんながいないと僕らは存在しない。Novelbrightに出会えてよかったと思えるバンドに絶対になります! 本当に大好きなみなさんに、胸を張ってもらえるような、めちゃくちゃカッコいいバンドになります!!」と力強く誓った。

アンコールではメンバー全員が、ファンクラブでお馴染みのキャラクター “ジャスティン”をモチーフにしたファンクラブ会員限定イベントグッズのカチューシャをに身につけて登場。
「今日1日楽しかった。本当に感謝しかないです、ありがとう!」と伝える聡次郎。圭吾は「ライブでドラムをやりたかったから、かなえてくれてありがとう!」と伝え、ねぎは「途中、変な茶番が入ったけど(笑)楽しかったです!」と笑顔。海斗は「初ダンスが豊洲PITだなんて光栄です」と言ってメンバーを笑わせた。
ラストの「Sunny Drop」では、会場全体が1つとなり、リズムに合わせて最後まで盛り上がりを見せた。

終演後には、なんとメンバーがロビーで退場スタッフとして参加してくれたファンを見届けるという驚きの企画も!!

ある人は、上気して少し赤くなった頬を見せメンバーに手を振りながら、ある人は笑顔でお辞儀をしながら、ある人はメンバーに向け力強くガッツポーズしながら……。心の中に大切なお土産を胸に帰路につくNOVELCITYの住民たち。

それぞれきっと、心に残ったシーンや楽曲は違っても、NOVELCITYがある限り、また一緒に楽しみ、遊ぶことが出来るはず。だって雄大はこの日のMCで、こんな言葉を、しっかり刻んでくれたから。
「次はもっとたくさんの場所で……それこそいつの日か、全都道府県で『NOVELCITY CARNIVAL』が出来るように、これからもっともっと頑張っていきたいと思います。」

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